冥土に逝って来たゼ! その2
その頃、河向かいのフィールドでは攻撃軍が突撃、守備軍の機関銃の銃座近辺で激しく交戦していた。
佐祐理: | 「河の無い方面は、順調に進撃している見たいですねぇ」 |
祐一: | 「あぁ、上手く敵の銃座に取り付いた見たいだな。 でも、敵も迎撃用メイドさんを送り込んできたゾ」 |
佐祐理: | 「凄い! 一人で、二人を相手にしてますよ?」 |
祐一: | 「あぁ、負傷しても魔法で回復させているらしい」 |
佐祐理: | 「魔法で回復? それって『奇跡』じゃないんですか?」 |
祐一: | 「いや、この世界ではごく普通らしい」 |
し○り: | 「起きるから陳腐・・・」 |
祐一: | 「それ以上言うなぁ〜!」 |
数ターン後、河側方面の方でも、戦況が変わり始める
佐祐理: | 「あっ! 友軍が一人倒しましたよ!」 |
祐一: | 「そうだな、敵のメイドさんは河のど真ん中で戦闘不能 になったな」 |
佐祐理: | 「河が赤く染まって行く・・・」 |
祐一: | (こ、怖い事を・・・) 「佐祐理さん、あれは最初からだよ」(汗) |
佐祐理: | 「あっ! 舞が見えて来ましたよ♪」 |
祐一: | 「来たか、舞! 思う存分恐怖を振りまいてやれっ!」 |
舞: | 「・・・・・」 |
佐祐理: | 「舞〜、元気無いね。 どうしたの?」 |
舞: | 「ベイル(盾)が重くて、もう虫の息・・・」 |
祐一: | 「だぁ〜! 栞を見習え〜!」 |
戦闘もいよいよ激しくなり、戦闘不能になるメイドさんも出てきた。 そんな中で、守備軍側では回復魔法が威力を発揮。 そろそろ、攻撃側にも負傷者が出始めたゾ。
今こそ、攻撃軍側も魔法援護だ! と思ったら・・・
佐祐理: | 「お茶してますねぇ」 |
祐一: | 「英国淑女は、いかなる場合でもお茶を嗜むのが 義務らしい」 |
佐祐理: | 「先ほどは、攻撃軍司令官の茜理さんも雪見大福を 食べてくつろいで居ましたね。 後ほど私達も 雪見大福を食べに行きましょうか? |
祐一: | 「ゴメン、佐祐理さん。 俺、冬場の雪見大福は 医者に止められているんだ」 |
佐祐理: | 「そうですかぁ、残念です」 |